トイレのお悩みには行動の工夫が効果的です
行動療法とは食事や水分の取り方などの生活習慣に加えて、急に尿意を感じたときの対処法や排尿のタイミング、尿漏れを防ぐ方法を学び、膀胱をコントロールする治療です。
代表的なものとして、「膀胱訓練」と「骨盤底筋訓練」などがあります。
【膀胱訓練】
通常、おしっこがある程度溜まると「トイレに行きたいな」と感じますが、すぐに行かなくても少しの間我慢することができます。
膀胱訓練はこの我慢する力を少しずつ強くして、トイレに行く間隔をのばしていく練習の事です。
膀胱訓練が出来るようになることでトイレが近くなる頻尿などの症状を改善することができます。
【骨盤底筋訓練】
骨盤底筋とは膀胱や子宮などの臓器をハンモックのように下から支え、尿道や膣、肛門を開閉する筋肉です。
骨盤底筋が緩んでいると、尿道や膣が十分に締まらなくなり、咳やくしゃみ、運動などでお腹に力がかかると尿が漏れてしまいます。
緩んだ骨盤底筋を鍛えて、尿漏れなどを改善しましょう。