間質性膀胱炎
間質性膀胱炎について
間質性膀胱炎と言う、難治性の膀胱炎があります。頻尿の程度が強く、尿が貯まってくると膀胱付近が痛くなるという特徴があります。寛解増悪と言って、良くなったり、悪くなったりを繰り返します。柑橘系の果物で増悪するとの指摘がされております。
なかなか治らない膀胱炎をお持ちの方は一度検査をお勧めします。排尿の記録、症状などから間質性膀胱炎が疑われる場合は膀胱ファイバーを行います。原因としては免疫反応の異常とも言われておりますが、解明されておりません。
検査について
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過活動膀胱症状スコア
質問紙で質問に答えていただきます。
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検尿
尿の汚れ、血尿の有無、尿蛋白などを診断します。
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超音波検査(エコー)
癌などの病気や臓器の状態など様々な事が分かります。
診察台に横になってもらい、機械を体に当てる検査です。
痛みを伴わない検査です。 -
尿流残尿測定
専用の機械で尿をするだけの検査で、痛みを伴いません。
尿の勢いや、残尿を見ることで現在の排尿状態が分かります。 -
排尿記録
自宅で計測してもらいます。2-3日間の検査です。
1日の尿量や昼/夜の尿量の割合、膀胱容量などが分かり大変有用です。 -
膀胱鏡
尿道にファイバーを挿入し、膀胱内を観察します。
膀胱内の腫瘍やその他の異常が無いか検査します。
治療について
現在は水圧拡張術と言って、麻酔をかけた上での内視鏡検査、治療が標準治療となっております。疑われた場合、治療施設へ御紹介いたします。