主な疾患と治療

おねしょ(遺尿症)

おねしょ(遺尿症)

5歳児の約15-20%におねしょ(遺尿症)があると言われております。男女比では男児に多いことが知られております。自然治癒は年間15%と言われております。また思春期以降でも1-2%に遺尿症が見られます。昼もおねしょをする場合、他の疾患(基礎疾患)が隠れている場合があります。生まれつきの尿路の病気やホルモン異常で尿が出すぎる病気がないかどうかは診断する必要があります。
治療時期に関しては、就学時期である7歳~8歳から治療を考えます。検査ですが、早朝一番の尿を検査します。通常早朝の尿は濃縮が起こり、尿比重が高くなります。夜尿症児は尿濃縮力障害があることがあり、尿比重検査で薄い尿となります。また尿の勢いの検査で排出障害の有無をチェックし、排尿日記にて、水分摂取や生活リズムを見ることになります。

治療

おねしょ(遺尿症) 治療

大きな基礎疾患がなく、遺尿症だけであれば、生活指導や行動療法を行います。それでも改善が無い場合は薬物治療を行います。
薬物にも数種類あり、検査の結果から総合的に判断します。