主な疾患と治療

前立腺癌

前立腺癌

前立腺癌は現在増加している癌の一つです。男性では2020年には21062人と肺癌につぎ、第二位に増加すると予想されます。 PSAとは前立腺癌の腫瘍マーカーです。PSAが高いと癌の可能性が高くなります。 前立腺癌と診断するためには前立腺生検が必要です。生検をして癌が出る可能性は PSA が 4-10 ng/ml で 25-30%,10 ng/ml 以上で 50-80%と言われております。 最近では前立腺生検前にMRIを撮影することが、多くなっております。 当クリニックでは日帰りで前立腺生検を行っております。当クリニックでの前立腺生検の実際ですが、経直腸的に超音波を挿入し前立腺を見ながら、針を数か所刺し、組織を採取します。前立腺癌と病理検査が確定した後、病気の進行具合を診断するために、CT検査や骨の検査を行います。

治療

前立腺癌が前立腺内に留まっているかどうかにより、治療法が異なります。患者様の年齢、体力、余病などにより治療法も変わります。 癌が前立腺内に留まっていて年齢がお若い場合、手術療法、放射線治療の2つが主な治療法となります。 前立腺外に病気がある場合や高齢の場合、ホルモン治療といって男性ホルモンを下げる 治療が主となります。ホルモン治療は外来で行っており、当クリニックでも可能な治療です。