過活動膀胱と骨盤底筋体操について
過活動膀胱とは、膀胱が意思とは関係なく勝手に収縮する病気です。
尿が少ししかたまっていないのに急に尿意が起こり我慢がきかなくなってしまう、日中のトイレの回数が多い、夜何度も起きてトイレへ行く、突然の強い尿意でトイレまで我慢できずに尿が漏れてしまうような症状があります。
国内の調査では、日本人のおよそ1700万人に過活動膀胱の症状があることが分かっています。
過活動膀胱の原因は様々で、脳梗塞やパーキンソン病などの神経系の病気やトラブルによって脳と膀胱の筋肉を結ぶ神経回路に障害が起きて症状が出る場合や、出産や加齢によって骨盤底筋にトラブルが起きて症状が出る場合などがあります。
治療は膀胱の過剰な収縮を抑制するようなお薬や膀胱の緊張を和らげるお薬を使う薬物療法、電気や磁気で刺激を与えて骨盤底筋の収縮力を強めたり、膀胱や尿道の神経の働きを調整したりする電気刺激治療があります。
その他に膀胱訓練や骨盤底筋訓練といった行動療法も効果があります。
また、難治性の場合はボトックスを膀胱内に注入する方法もあります。
骨盤底筋訓練とは、骨盤の底にあるハンモック状に広がっている骨盤底筋を鍛える訓練です。
骨盤底筋は膀胱・子宮・肛門などの骨盤内にある臓器を支えている筋肉です。
この訓練は骨盤底筋を意識しながら、膣や肛門を締めたり緩めたりを繰り返します。
継続して毎日行うことによって症状の改善が期待できます。
当院では、骨盤底筋訓練の方法が分からない方に看護師がパンフレットを使用してマンツーマンで指導を行っています。
