梅毒について
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌によって引き起こされる感染症です。感染すると、陰茎、外陰部、会陰部、口腔内など感染した部位に、痛みの少ない硬いしこりや潰瘍が現れることがあります。
病気が進行すると、全身の皮膚や粘膜に発疹が出現します。これらの症状は治療をしなくても自然に消えることがありますが、感染が治ったわけではありません。無症状の時期間を経て病気が進行すると、神経、眼、心血管などに重い障害を引き起こすことがあります。
主な感染経路は性行為ですが、感染部位との直接接触によって感染することもあります。また、妊娠中の母親から胎児へ感染することがあります。
診断は主に血液検査で行います。ただし、感染直後は検査で陽性とならないことがあり、一般的には感染後3~6週間程度で抗体が検出されるようになります。
治療には主に抗菌薬を使用します。日本で飲み薬や注射薬による治療が行われています。当院では現在、飲み薬による治療を行っています。
治療中は副作用に注意しながら経過を観察し、血液検査で梅毒の活動性を示す数値の低下を確認して治療効果を判定します。
