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主な疾患と症状

停留精巣

停留精巣について

停留精巣イメージ

通常陰嚢内に左右二つの精巣があります。精巣は生まれる前は、お腹の中にあり、そこから下降し、生まれてくるときは陰嚢内に触れる状態になります。この過程で、何らかの原因で精巣が陰嚢内に下降せず、お腹の中や足の付け根(そけい部)に留まったままの状態になったものを停留精巣と呼びます。
精巣は陰嚢内で反射により、移動することもありますが、風呂上がりや就寝後などリラックスした状態では触れやすくなります。一時的に精巣が上がる移動精巣との鑑別が重要です。

検査について

  • 超音波にて陰嚢内を観察します。
    診察台に寝てもらい機械を当てる検査です。
    痛みを伴いません。

治療について

触れない場合、精巣を陰嚢内に降ろす手術が必要となります。精巣がどこにあるかで手術方法が異なります。
手術時期は妊孕性(妊娠のし易さ)に関わります。治療は早い方が良く、気づいたらすぐ来院してください。2歳前までに治療した方が良いと言われています。